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補助金コンサルタントにインタビュー。中小企業省力化投資補助金とは?

中小企業省力化投資補助金は、ご存じですか?

この補助金は今年始まった上に、制度がほかの補助金と異なり十分に理解している方は少ないと思います。

そこで本記事は、補助金コンサルティング会社のインターン生が、先輩の補助金コンサルタントにインタビューを行い、その魅力や申請時の注意点についてお話を伺いました。(2024年11月26日)



目次

1 紹介

2 中小企業省力化投資補助金についてインタビュー開始!

2-1 中小企業省力化投資補助金の制度概要

2-2 中小企業省力化投資補助金の対象製品

2-3 中小企業省力化投資補助金の補助金額

2-4 中小企業省力化投資補助金の魅力

2-5 中小企業省力化投資補助金の申請


1 自己紹介

インタビュアー:熊谷(インターン生 / 2025年度入社予定)

現在大学4年生で、大学期間中に複数業種の営業職(インサイドセールス)に3年間従事していました。本ブログの運営会社の(株)New Beginnings Japanのインターン生として、補助金の記事執筆や営業業務に従事。来年度よりコンサルタント職として活動予定です。よろしくお願いいたします。


ゲスト:清水(先輩コンサルタント)

新卒で補助金コンサルティングを行う(株)New Beginnings Japanに入社しました。
入社後は、事業再構築補助金や小規模事業者持続化補助金などの国の補助金に加え、東京都や千葉の地域の補助金や税制優遇制度の申請支援を担当しています。



2 中小企業省力化投資補助金についてインタビュー開始!


2-1 中小企業省力化投資補助金の制度概要

引用:公式HP

清水さん、中小企業省力化投資補助金について教えてください!

わかりました。中小企業省力化投資補助金は、人手不足の解消や生産性向上を目的として、中小企業がIoTやロボットなどの省力化製品を導入する際に、そこにかかる金額の一部を受け取れる制度なんだ。


2-2 中小企業省力化投資補助金の対象製品

なるほど、最近人手不足が深刻って言いますもんね。省力化製品を自分自身で探す必要があるんですね。

実はこの補助金の大きな特徴が、省力化製品がすでにカタログに掲載されてるんだ。だから、わざわざイチから製品を探さなくても、自社にあう製品を省力化製品カタログから選べばいいんだよ。

カタログから選ぶのは、なんか楽しそうですね。ところで、省力化製品カタログって何ですか?

簡単に言うと、補助金の対象となる製品が登録されているリストのことなんだ。「カタログギフト」と同じ仕組みで、カタログの中から受け取れる商品を選ぶよね。それと一緒かな。今日確認したら、36のカテゴリーと232の製品が登録されていて、今後もっと増えていく予定だから、定期的に公式HPを確認した方が良いね。ちなみに、省力化製品のカタログの中身は、こんな感じになっているんだ。

引用:カタログ


2-3 中小企業省力化投資補助金の補助金額

具体的にいくらぐらいの補助金が受け取れるんですか?

補助率は一律で1/2になっていて、補助上限額は従業員数に応じて200万円から1500万円まで幅があるよ。それと、大幅な賃上げ要件を満たすと、さらに金額が引き上げられんだ。

引用:公式HP

大幅な賃上げって、具体的にどのくらい上げればいいんですか?

良い質問だね!基準値は決まっていて、2つの条件を満たさないといけない。1つ目は、事業場内の最低賃金を45円以上増加させること。2つ目は、給与支給総額を年率6%以上増加させることだね。

大変そうですが、具体的な基準があってわかりやすいですね!



2-4 中小企業省力化投資補助金の魅力

この補助金の魅力はどこにあるんですか?

いろいろあるけど、大きくは3つかな。1つ目は対象製品が幅広いこと。製品カタログの中から選ぶだけだから、自社に合ったものが見つけやすい。2つ目は、他の補助金と比べて申請時の手間が少ないこと。ほかの補助金だと設備の効果を証明しないとだけど、これはそれがないから楽だね。

なるほど、それは助かりますね。最後の一つは?

3つ目は、補助上限額が高いことかな。たとえば、3,000万円の省力化製品を購入した場合、従業員数21名以上で大幅な賃上げを行う場合は、最大で1500万円分の補助金が支給される。



2-5 中小企業省力化投資補助金の申請

申請するときに気をつけることってありますか?

ぱっと思いつくのは2つかな。1つ目は、補助金の概要や条件をしっかり確認すること。条件を満たしていないと、そもそもこの補助金を申請できないんだ。2つ目は、事前にGビズIDの取得しておくこと。Gビズから申請するので、申請から発効まで1〜2週間かかるので早めに準備した方が良いね(※1)。

※1:GビズIDの解説は以前の記事をご覧ください。


他の補助金と比較して、製品を選ぶだけだったり、事業計画書の負担も少なそうですが、この補助金は簡単に申請できるんですか?

うーん、比較的ハードルは低いんだけど、他の補助金と違って、カタログから選んだ省力化製品を取り扱う業者との共同申請が必要で制度自体はちょっと複雑なんだよね。慣れていない企業にとっては補助金を理解するのにも時間がかかったり、一緒に申請する業者とのコミュニケーションも必要だったりするから、大変かもね

そうなんですね…。実際に自社が活用できるかの判断や制度の詳しい内容を知りたいという場合は、どうすればいいですか?

補助金の専門家に相談することだね。うちは補助金の専門家で、この中小企業省力化投資補助金の申請サポートもしているから、我々が相談に乗ることも可能だよ。ひとりでやるのは難しいから、我々でサポートできるように熊谷さんも勉強しないとね。

そうですね。今日はここでインタビューを終了します。ありがとうございました!

こちらこそ、ありがとうございました!




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