みなさんものづくり補助金のデジタル枠はご存じでしょうか。
「デジタル」の言葉自体抽象的でわかりにくくあまりご存じでない方も多いと思います。
そこで今回はデジタル枠の紹介と採択率の分析を行っていきたいと思います!
・デジタル枠の制度について5つ
・採択率について2つ
・最後に採択事例
の論点に絞って紹介していきます。
他のグリーン枠等も知りた方は下の記事もご参照ください!
目次 デジタル枠の概要 |
「DX(デジタルトランスフォーメーション)に資する革新的な製品・サービス開発又はデジタル技術を活用した生産プロセス・サービス提供方法の改善による生産性向上に必要な設備・システム投資等を支援する」概要となっています。
ものづくり補助金は、
・革新的な製品
・サービス開発又は生産プロセス
・サービス提供方法の改善
に必要な設備やシステム投資等を行う中小企業が支給の対象となっています。
ものづくり補助金を受け取るには、
①下記の内容を満たした3年〜5年の事業計画を策定すること
②従業員にその内容を表明すること
が必要です。
ものづくり補助金通常枠では補助率は原則1/2ですが、「デジタル枠」では2/3まで補填してくれます。
そのため、通常枠より少し魅力的で国もデジタル化を進めたいということが読み取れます。
従業員数 | 補助金額(円) | 補助率 |
5人以下 | 100万〜750万 | 2/3 |
6〜20人 | 100万〜1000万 | 2/3 |
21人以上 | 100万〜1250万 | 2/3 |
対象経費は以下の通りです。
デジタル枠の採択率は以下の通りです。
時期(令和4年) | 申請数 | 採択数 | 採択率 |
第10次 | 828件 | 553件 | 66.78% |
第11次 | 1037件 | 694件 | 66.92% |
一般枠の採択率は以下の通りです。
時期(令和4年) | 申請数 | 採択数 | 採択率 |
第10次 | 3015件 | 1773件 | 58.80% |
第11次 | 3243件 | 1834件 | 56.55% |
一般枠とデジタル枠を比較すると以下のことが読み取れます。
①デジタル枠の採択率の方が約10ポイント高い
②デジタル枠の申請数の伸び率の方が10ポイント高く人気(107%-125%)
③国はDX化を進めていきたい
④採択率が高い今がチャンス
採択率はデジタル枠の方が高く、申請数も伸びてきています。
このことから、国は中小企業のDX化を進め日本産業の発展を目指していることがわかります。
実際に中小企業がDXを進めているのは約8%のみで、国が積極的になるのも理解できると思います。
(引用元https://www.jcci.or.jp/news/trend-box/2022/0524140850.html)
そのため、採択率が高い今が申請のチャンスなのです。
さらに、デジタル枠が不採択でも一般枠で再審査もされます。
つまり、デジタル枠に申請すると2回チャンスがあるということなのです!
以上のデジタル枠の採択率の見解から、採択率が高く申請するなら今がチャンスだとご理解いただけたかともいます。
まず、ものづくり補助金のデジタル枠では公式サイトで成果事例が掲載されていません。
そのため、今回は採択想定事例の紹介をしていきます。
下の画像から飲食や小売業の事例が想定されていることがわかります。
しかし、「製造工場」という言葉から製造業も対象となっているのです。
製造業だからといって諦めず、積極的に申請するのがいいと思います。(一般枠もあるので)
いかがだったでしょうか。
恐らくデジタル枠の採択率の高さや今が狙い目だということをご理解いただけたかと思います。
まとめ
・デジタル枠の採択率は66%と高い
・国は中小企業のDX化を後押ししている
・申請するなら今が旬
遅かれ早かれ、DX化が進んだ日本の未来は来ます。
そのため、これを機会に自社のDX化を進めていくのもいいと思います。
この記事を読んでそんなことのきっかけになれば幸いです。
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