今回の記事ではものづくり補助金で採択された企業の紹介をします!
前回に続き採択事例の第二弾です。
とても有意義な内容で参考になるかと思いますのでぜひ読んでいってください!
皆さんはIoTについて耳にしたことはありますか。
近年、注目されていますのでご存じの方も多いと思います。
一方で、耳にしたことはあるけど実際あまり知らない方が多いのも事実です。
今回はそんな方でもすぐに分かるIoTのポイントについて紹介していきたいと思います。
また、ものづくり補助金を活用するか迷っている方もいるかと思います。
そのためIoTを活用した採択事例も紹介していきたいと思います!
目次 ①IoTとは |
IoTとは「Internet of Things」の略語でモノをインターネットに繋ぎ相互に情報交換することです。
モノがインターネットと接続されることによって、テレビやカメラ等のデータをサーバー上で、処理や分析することが可能になります。
IoT 化が進むとインターネットに接続されたセンサーやデバイスといった「モノ」からは膨大なデータが収集できます。
それを解析し商品開発に活かしていくことでモノの価値が高まり市場規模の拡大も期待されています。
製造業が導入するメリットは3つあります。
1 | データの見える化 |
2 | 生産工程の見える化 |
3 | データを活用した新規サービスの開発・提供 |
以上のメリットがありコストの削減と生産性の向上が期待できます。
まとめ
①IoTはモノをインターネットに繋ぎ相互に情報交換すること ②メリットは 「データの見える化」・「生産工程の見える化」・「データ活用で新規サービスの開発提供」の3つ。 |
次は3社の活用事例を紹介していきます。
下記の会社はものづくり総合サイト(https://portal.monodukuri-hojo.jp)の「成果事例のご紹介」に掲載されている企業です。
興味がありましたらぜひ他の会社も拝見してみてください!
事例1
株式会社サンテック東北
事業:高効率成形技術の高度化とIoTを活用した変種変量生産の効率化・稼働率向上。
概要:全体の設備稼働率を向上させるための生産管理が困難であった。
そこでものづくり補助金を活用し、新規設備の導入による成形技術の向上と製造設備をIoT化による稼働率向上とコスト削減を図った。
課題:コンデンサを電子基板に表面実装する際の効率向上によるコスト削減
活用:
①IoTを導入することで設備をネットワークに繋ぎそれぞれの稼働率向上について取り組み、設備稼働率を向上。
②IoTを導入することで生産管理の一元化を実現し品質管理を可視化。
成果:
①従業員の負担を減らし24時間稼働を実現
②成形リードタイムを30%削減
事例2
株式会社吉原鉄工
事業:IoT活用型最新設備による加工技術、高効率化、工程集約の確立
概要:磁気を帯びた厚板鋼板をプラズマ切断すると切断面が粗くなり生産性が低下することが問題であった。
そこでものづくり補助金を活用し、IoT活用型最新設備の高性能ツイスター加工機を導入して生産性を向上させた。
課題:
①プラズマ切断による余分な後工程の発生の解消
②切断面が粗く精度にばらつきが発生することによるコストや納期の悪化を解消
活用:IoT活用により進捗や稼働状況の管理が容易になり納期の遅れを最小限にした
成果:
①加工時間が50%削減し加工精度も大幅に向上したことで納期の悪化を解消
②従業員の作業負担も減り人為的なミスも解消されコストを削減
事例3
株式会社今野製作所
事業:IoT活用による設計プロセス連携および高度な溶接技術者の育成
概要:IoTを活用し溶接技術力向上を図り高付加価値化を実現。それにより、企業間による設計・試作連携の円滑化を目指した。
課題:
①受注増加に伴う人材育成
②データ連携の強化による設計提案力の強化
活用:IoTを活用しデータ分析を基に溶接技術の人材育成とコア技術の習得に取り組んだ
成果:品質の向上、納期短縮化、溶接専門技術者の育成体制を実現
みなさんいかかでしたか?
少しはイメージができたかと思います。
しかし、一方でまだイメージできていない方もいるかと思います。
そのためチョコっと解説していきたいと思います。
結局どうやってIoTを導入して補助金も採択されるのか疑問に思った方もいると思います。
あくまで私の見解となりますがポイントは2点あります。
①課題が明確であること
例えば、事例2の株式会社吉原鉄工は
1.プラズマ切断による余分な後工程の発生の解消
2.切断面が粗く精度にばらつきが発生することによるコストや納期の悪化を解消
が課題でした。
悪い例だと、「生産性の改善」、「売り上げの拡大」など抽象的な課題設定となっています。
しかし、事例2の株式会社吉原鉄工は課題を具体的に落とし込めています。
②課題に対して適切なIoTシステムを導入している
事例1の企業株式会社サンテック東北は稼働率の向上とコスト削減が課題でした。
IoTシステムを導入したことにより
1.従業員の負担を減らし24時間稼働を実現(人件費削減、稼働率向上)
2.成形リードタイムを30%削減(稼働率の向上)
を実現し課題に対して適切なIoTシステムを導入しています。
また、今回の内容を詳しくまとめたものがあります。
気になる方はぜひご覧になってください!
①こちらの下の記事ではどう審査基準に従って書けば良いのか記載しています。
②下の記事は、上の記事と違って不採択にならないためにはどうしたら良いのかについて記載しています。
まとめ
IoTを活用したものづくり補助金が採択されるにはポイントが2つある ①課題が明確であること ②課題に対して適切なIoTシステムを導入 |
ここまででいかがだったでしょうか?
①同業他社の補助金の採択事例
②IoTを活用した補助金事例
の2点がお分かりいただけたかと思います。
これからものづくり補助金を活用する方もここで初めて知った方もある程度イメージがついたと思います。
この記事がものづくり補助金申請の役に立てたなら幸いです。
最後に総まとめです。
①IoTとはモノをインターネットに繋ぎ相互に情報交換すること ②IoT導入によりコストの削減と生産性の向上が期待できる ③IoTの活用事例では「課題が明確」・「課題に対して適切なIoTシステムを導入」が重要 |
弊社株式会社NewBeginningsJapanでは補助金支援を行っています。
強みとして
①300件以上の採択案件にかかわっており採択実績が豊富
②千葉県の認定支援機関で実績No.1
③中小企業診断士や行政書士等の安心信頼の有資格者が在籍
があります!
この記事を見て
「どんなIoTシステムが使えるか詳しく聞きたい」
「補助金について話だけ聞きたい」
と思った方は下のフォームからぜひお気軽にお問い合わせください!
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