第一弾と続き今回は第二弾です。
ものづくり補助金で、事業計画書を作成する際、事業の目的をどう整理したらいいか分からない方もいると思います。
実は整理するポイントは3つだけなんです。
今回は
事業の背景と目的
ー作成のポイント
①一貫したストーリ
②WHY分析
③ストーリーを背景と目的に分ける
ーワーク
その1 目的と背景をリストアップ
その2 背景と目的をそれぞれ整理
の順番で紹介していきます。
事前にパソコンやスマホのメモ機能か紙のノートを用意してください!
実際に文字に起こすことが大切です!
第一弾も載せておきますので気になる方はご参照ください!
例えば、友人にお金を貸して欲しいと言われ、理由を問うと「なんとなく。」と返されました。
皆さんならどうしますか。私は理由がないなら貸さないと思います。
ものづくり補助金でもただ設備投資をしたいでは通じません。
そのため、なぜものづくり補助金を活用したいのかストーリーを立てて訴求することが必要となります。
では具体的にどうすればいいのか3つのポイントを紹介します。
一貫したストーリとは話の筋が終始一貫していることです。
採択される申請書にはストーリーが作り込まれていて一貫性がありブレありません。
一方、話が散乱していて言いたいことがわかりにくいものは不採択になりやすいです。
そのため、常にストーリを意識しておきましょう。
ストーリの骨子を作るために以下を明確にしましょう!
1.自分の会社はどんな会社か
2.貴社が抱えている課題は何か(技術面や設備面)
3.その課題の解決方法は何か
4.その課題が解決したら誰が買うか
WHY分析を何処かで耳にしたことはあるのではないでしょうか。
WHY分析を行うことによって、事業の背景と目的が明確になり深みが増します。
5回WHYを繰り返してみると大抵の課題の本質がわかります。
自社で設備投資が必要な場合、背景に大きなニーズが存在することが発見できると思います。
WHY分析で行ったものを背景と目的に分けてみましょう。
背景は、社会的に〇〇な変化があること、そのため〇〇業界でも〇〇が求められていることなどです。
目的は、〇〇なニーズに〇〇の課題を〇〇の導入によって対応できるなどです。
背景と目的を分けることによって、より納得のいくストーリーを練ることができます。
詳細はワークでやっていきましょう!
ここで実際にワークに移りたいと思います!
パソコンやスマホのメモ機能か紙のノートを用意してください。
①〜④は目的、⑤〜⑧は背景
①どんな設備が欲しいか
②その設備でどんなことを実現したいか
③その設備を使用する際、自社で工夫することはあるか
④既存の設備ではなぜ対応できないのか
⑤以前は問題がないのになぜその問題が出てきたのか
⑥誰がその要求をしているのか
⑦納入先がその要求をするのはなぜか
⑧その理由となる世の中の変化は何か
下の例文を参照してまとめてみてください!
1.背景
近年、〇〇業界では、世界的な⑧が顕著である。当社の主要納入先である⑥においてこのニーズへの対応が急務となている。そのため、⑦の高度化を進めている。⑦の開発は、⑤が技術的な課題と考えられ、サプライヤーでもある当社にもその対応が求められている。 |
2.目的
本事業の目的は、⑦の高度化に必要不可欠な⑤への対応である。具体的には、今まで④の課題により実現できずにいた②について、最先端の①を導入し自社が③を高度化させることで⑤に対応する。 |
以上で事業の背景と目的は終了です。お疲れ様でした!
まとめ
ー作成のポイント
①一貫したストーリ
②WHY分析
③ストーリーを背景と目的に分ける
長い間お疲れ様でした!
いかがだったでしょうか。
改めて、事業の目的や背景がきれいに再認識できたかと思います。
本記事を貴社の事業計画書と照らし合わせながら進めて行ってみてください!
次回は続きの
「ワークで進めるものづくり補助金 事業計画書作成③技術的な課題とその解決方法」
を紹介します。
お気軽にお問い合わせください!
© new beginnings japan All rights reserved.
TOPに戻る