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製造業必見!2024年12月時点で中小企業省力化投資補助金で活用できる4つの製品を紹介

現在、日本では少子高齢化や都市部への人口集中の影響で深刻な人手不足により、業務効率化や生産性向上が課題となっている製造業が増えています。

こうした状況を受け、IIoT設備や自動化設備の導入を促進するために2024年に生まれたのが「中小企業省力化投資補助金」という支援制度です。

本記事では、この補助金の対象製品のうち、製造業が活用できる製品を4つ紹介します。



目次

1 中小企業省力化投資補助金とは?
2 登録製品の紹介
 2-1 登録製品一覧
 2-2 製造業での活用事例
 ①オートラベラー
 ②複合加工機
 ③パイプベンダー用投入・搬出ロボット
 ④鍛圧・板金加工用バリ取り装置
3 申請方法
 3-1 補助金の理解
 3-2 GビズIDの取得
 3-3 製品選択
 3-4 申請 
4 まとめ




1 中小企業省力化投資補助金とは?

中小企業省力化投資補助金公式ホームページ https://shoryokuka.smrj.go.jp/smb/

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に悩む中小企業がIoTなどの設備導入を通して生産性を向上する取り組みを国が資金面から支援する制度です。

この補助金は、カタログから省力化製品を選択するため、簡易で速攻的な生産性向上や売上拡大が見込める制度です。


中小企業省力化投資補助金の概要は以下の通りです。

・申請条件:人手不足の課題を持つ中小企業
・対象経費:「省力化製品カタログ」から選択
・補助率:1/2以下
・補助上限額:1000万円(特別枠の場合1500万円)


2 登録製品の紹介

2-1 登録製品一覧

中小企業省力化投資補助金では、他の補助金と異なり導入設備を「省力化製品カタログ」から選択する必要があります。

2024年12月13日時点で40カテゴリーと232の省力化製品が登録されています。

以下が登録製品の一覧になります。

引用:カタログ


2-2 製造業での活用事例

「省力化製品カタログ」では、各カテゴリーごとに対象業種が定められており、12月13日現在製造業では24カテゴリーが登録されています。
ここでは前回の記事でご紹介できなかった4つの商品をご紹介します。


①オートラベラー

引用:製品カタログ

オートラベラーは、製品や製品パッケージなどに粘着ラベル(シール)を自動的に張り付ける装置です。

手張り作業では一枚当たり10秒程度の時間を要していましたが、オートラベラーでは完全自動化となり1枚当たり2秒程度の時間に短縮されます。


②複合加工機

引用:製品カタログ

複合加工機は、回転工具主軸や工作主軸、工具マガジンを備えた数値制御工作機械です。工具を自動交換でき、段取り替えなしで旋削、フライス削り、中ぐり、穴明け、ねじ切り、ホブ加工など複数の加工を行えます。

段取り替えが不要なため、夜間の連続運転が可能で、生産効率が向上します。また、ワーク取付誤差による精度のばらつきを抑え、自由な角度からの加工が可能になることで、歩留率や加工精度の向上、加工時間の削減といった効果が期待できます。


パイプベンダー用投入・搬出ロボット

引用:製品カタログ

このロボットは、切断されたパイプをパイプベンダーに投入し、曲げ加工後に排出して次工程に運ぶ装置です。
狭い現場やクレーン・フォークリフトが使えない環境でも効率的なパイプ搬送が可能になります。また、パイプの整列や繰り返し投入を自動化することで、加工時間の短縮と品質向上を実現します。さらに、重量物の取り扱いを自動化することで、作業者の負担を軽減し、安全性も向上にもつながります。


鍛圧・板金加工用バリ取り装置

引用:製品カタログ

この装置は、プレスやレーザー、プラズマ加工機で加工されたブランク材のエッジ部分に発生するバリやドロス、ノロを効率的に除去するための自動化装置です。
バリ取りやR面取りの作業が効率化され、高品質な加工を安定して行うことが可能になります。また、加工時間の短縮や作業効率の向上が期待できるだけでなく、エッジの品質向上により製品の信頼性が高まり、加工漏れや再加工の削減にもつながります。さらに、作業環境が改善されることで、作業者の安全性向上にも寄与します。



3 申請方法

引用:公式HP


中小企業省力化投資補助金の申請は、以下の流れで行います。

1.補助金の理解
2.GビズIDの取得
3.製品選択
4.申請

3-1 補助金の理解

補助金の申請を検討する前に募集要項を確認し、自社の経営課題解決につながる補助金であるかを確認する必要があります。


3-2 GビズIDの取得

本補助金を申請するためには、GビズIDの取得が必須です。
※取得には2〜3週間かかるため早期に発効する必要があります。

GビズID詳細はこちらへ


3-3 製品選択

本補助金は、他の補助金と異なり導入設備を「省力化製品カタログ」より選択する必要があります。

対象カテゴリーや登録製品は日々更新されていくため、定期的に確認が必要です。

「省力化製品カタログ」はこちらからご確認いただけます。


3-4 申請 

本補助金の申請は販売業者から案内される専用ページからGビズID を使いログインします。※導入企業が単独で申請することはできません

以下は申請全体の流れです。

①申請画面にログイン
②宣誓や手引き
③基本情報の入力
④事業計画の入力
⑤給与支給総額及び事業場内最低賃金の入力
⑥労働生産性の入力
⑦書類添付の添付⑧事務局へ提出

中小企業省力化投資補助金の詳しい申請方法はこちらへ



4 まとめ

今回ご紹介した中小企業省力化投資補助金を活用することで、製造業が抱える人手不足の解消や、少ない人員の中でも生産性の向上が期待できるでしょう。

ただし、この補助金は製造業単体では申請することができず、省力化製品を取り扱う業者と共同申請する必要があります。具体的な申請方法はその際にご確認ください。

弊社は千葉県内で総支援実績No.1を誇る認定支援機関であり、中小企業省力化投資補助金においてもノウハウがあるため、申請にあたってのサポートが可能です。

活用をご検討される際は是非一度、弊社までお問い合わせください。


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