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【ものづくり補助金】 採択事例紹介③ 〜AIシステムの活用事例編〜



今回の記事ではものづくり補助金で採択された企業の紹介をします!

前回に続き採択事例の第三弾です。

AIシステムとなんだか難しそうなタイトルですがAIはトレンドですのでぜひチェックしておきましょう!

今回はAIシステムを活用した採択事例を2社紹介していきたいと思います!

目次

①AIとは
– 概要
-メリット
-注意点
②活用事例紹介
-事例1
-事例

③解説

④まとめ

①AIとは


AIって何だろう?難しそうだけど調べてみたらすごくシンプルだった件。 | Team Factory AI

概要


AIとは「Artificial Intelligence」の略語で人間の思考プロセスと同じような形で動作するプログラムのことを指します。

最近では、「深層学習」や「機械学習」が取り入れられています。

機会学習とは「与えられたデータ群から何らかの規則を学習しそれに基づいて未知のものを予測する技術」です。
不良品の判別・需要予測・チャットボットなど、さまざまな用途で活用されています。

深層学習とは「人間の神経細胞の仕組みを再現したニューラルネットワークを用いた機械学習の手法の1つ」です。
画像認識や音声認識、翻訳などさまざまな分野で活用されてています。

また、AI、機械学習、深層学習は包括関係でそれぞれの領域が重なっています。
下の写真をイメージいてみてください。

 

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このようにAI技術は人間がデータに基づいて判断することを人間よりも早く正確に行うことができます。
そのため、今後は全業種で大きく活躍し生産性の改善に貢献する技術と期待されています。

まとめ

①ざっくり言うとAIとは人間の思考プロセスと同じような形で動作するプログラムのこと
②最近では「機械学習」や「深層学習」が様々な業種で活用されている。

メリット


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製造業が導入するメリットは4つあります。

データの見える化
作業の効率化
人件費削減
4品質の統一

1データの見える化
AIの活用でセンサー技術による人やモノの様子の収集や作業の工程のデータなどの様々な情報を得られます。
特に人から収集できない細かな情報を集められることが特徴です。
そのため、詳細な情報に基づいた稼働の最適化を図り生産性向上に貢献できます。

2作業の効率化
検査がスムーズに進むだけでなくトラブルが起きた原因の早期発見も期待でき作業効率化につながります。

3人件費削減
AIだと24時間稼働ができるため人件費の削減や人材不足の解消にもなります。

4品質の統一
AIを検査に活用すれば、検査精度のバラつきがなくなります。
また、人では見落としてしまう微細な傷なども識別し検査の高精度化を期待できます。
そのため、品質の統一を図ることができます。

注意点


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導入するにあたって注意点が3つあります。

導入コストの確認
専門知識人材の確保
情報漏洩の防止

1導入コストの確認
AIシステムを導入した初期は導入コストの方が多くなります。
しかし、一時的なものなので段階的に計画を練って運用していく必要があります。
しっかり運用すれば人件費の削減等のコスト分を上回る削減額になると思います。

2専門知識人材の確保
AIを効果的に活用するためには専門知識を有したICT人材が不可欠です。
しかし、そのような人材を確保しようとしてもかなりの報酬額になるため現実的に厳しいでしょう。
そのため、社内でICT人材となり得る人材を育てていくのが現実的です。

3情報漏洩の防止
AIを導入するにあたって自社の機密情報のデータにAIがネットワークを介してアクセスできるようにすることが必要です。
その場合、ネットワークを繋ぐためサイバー攻撃のリスク増大にもつながります。
そのため、セキュリティの強化やリスクマネジメントを行う必要もあります。

まとめ

メリットは4つ
データの見える化
作業の効率化
人件費の削減
品質の統一

注意点は3つ
導入コストの削減
専門知識人材の確保
情報漏洩の防止

②活用事例紹介


次は2社の活用事例を紹介していきます。
下記の会社はものづくり総合サイト(https://portal.monodukuri-hojo.jp)の「成果事例のご紹介」に掲載されている企業です。
興味がありましたらぜひ他の会社も拝見してみてください!

事例1
久慈バイオマスエネルギー株式会社


事業:大規模園芸団地の新規集客に向けた熱供給サービスの拡充
概要:木質バイオマスを利用した熱供給サービスを受けるしいたけ栽培農家に対し、夏季の栽培ハウス冷気供給システム構築により、安定生産を実現。同時に園芸団地での定常運転時の省人化と作業の効率化を図った。

課題
①品質が低下してしまう夏でも安定した熱供給が必要なこと
②熱供給サービス施設の運転監視員の省人化


活用:熱需要予測AIを導入することにより、AIが日々変動する熱需要を自動で予測し最適な熱供給を可能にした。


成果
①夏でも品質を維持したまま最適な熱供給を実現
②運転監視員の省人化を実現

https://portal.monodukuri-hojo.jp/jireisearch_detail.aspx?id=2803110003



事例2 
浜地酒造株式会社


事業:IoTとAIシステムを活用した酒造り技術の伝承と嗜好トレンド酒開発への挑戦

概要:酒造りを担う杜氏の減少で技能・ノウハウの伝承が困難になっていることが問題であった。
そこでものづくり補助金を活用し、AIシステムの活用と最新設備を導入したことで酒造りの情報をデータ化し伝承を実現。


課題:杜氏に酒造りの技術が依存し、後世に記録を残しつつ応用して消費者のニーズに応えることが必要

活用:IoTを導入し莫大なデータを蓄積した。
それをAIシステムで味や香り原料などを基に仕込み情報を導き出し製品開発に活かした。


成果:AIやIoTの活用により酒造りの技術をデータとして伝承し消費者ニーズに応えた製品を開発

https://portal.monodukuri-hojo.jp/jireisearch_detail.aspx?id=2840110361

③解説


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みなさんいかかでしたか?
少しはイメージができたかと思います。
しかし、一方でまだイメージできていない方もいるかと思います。
そのためチョコっと解説していきたいと思います。

結局どうやってIoTを導入して補助金も採択されるのか疑問に思った方もいると思います。
あくまで私の見解となりますがポイントは2点あります。


AIシステム導入によるメリット課題解決に関係している

上記2社ではAIシステムのメリットである省人化・人件費削減・作業の効率化をうまく活用し課題である省人化や自動化を実現しました。


計画書にもメリットと課題が一致していることを明確にしなければ結局なぜAIシステムを導入すべきなのか分かりません。

例えば、A社の課題が社員のエクセル技術の向上させ基礎力を上げることだとします。
一方、B社の課題が需要予測の属人化解消です。
AIシステムのメリットを活かせるのはどちらだと思いますか。

B社ですよね。
なぜなら、①A社はエクセルを活用して社員の基礎を上げたいので何を自動化したいのか定まっていないためです。
②B社では需要予測の属人化は先ほどの紹介した企業であった通りAIシステムにより自動化が可能なためです。

このようにメリットと課題解決は一致している必要があるのです。



AIシステム導入にあたってIoTを活用しサンプルデータを蓄積していること

少し細かい内容になります。
AIシステムは基の膨大なデータがなければ分析ができず使えません。

そこで合わせて使われることが多いのがIoTです。

IoTはモノとモノをインターネットに繋ぎデータを蓄積して相互に交換する機能があります。

そのIoTの機能をAIシステムに活用することで真価を発揮するのです。

そのため、ほとんどの製造業の場合でIoTを活用した上でAIシステムが導入されます。

計画書にもIoTを基にAIシステムの活用を図るという記載があった方が審査員は納得しやすいです。

また、今回の記事では簡潔にまとめただけで事業計画書の具体的な書き方が分かるわけではありません。
そのため、もっと知りたいよという方は以下の下の記事を参考にしていただければと思います。

①こちらの下の記事ではどう審査基準に従って書けば良いのか記載しています。

②下の記事は、上の記事と違って不採択にならないためにはどうしたら良いのかについて記載しています。

まとめ

AIシステムを活用したものづくり補助金が採択されるにはポイントが2つある
①AIシステムのメリットと課題解決が一致
AIシステム導入にあたってIoTを活用している

④総まとめ


まとめ bckediri.beacukai.go.id

ここまででいかがだったでしょうか?
①AIについて
②AIシステムを活用した補助金事例
2点がお分かりいただけたかと思います。

これからものづくり補助金を活用する方もここで初めて知った方もある程度イメージがついたと思います。
この記事がものづくり補助金申請の役に立てたなら幸いです。

最後に総まとめです。

①AIとは人間の思考プロセスと同じような形で動作するプログラムのこと
AIのメリットは「データの見える化」「作業の効率化」「人件費の削減」「品質の統一」の4つ
③AIの活用事例では「AIシステムのメリットと課題解決が一致」「AIシステム導入にあたってIoTを活用している」が重要

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