皆さんこんにちは!
突然ですが、この記事を見ているということは借入金などの利子の返済でキャッシュフローについてお悩みなのではないでしょうか。
実際に下の中小企業白書では中小企業の財務キャッシュフロー(借入金等で得られる現金保有額)が悪化しています。
財務キャッシュフローは金融機関からの借入でプラスになることが多いです。
そのため、こちらの下の図では融資が増えあまり良い状態ではないとも言えます。(必ずしも悪いというわけではない)
なぜなら、融資ではなく自己資金で賄えば良いからです。
それが難しいため融資を受けるわけです。
利子が増えると営業キャッシュフローが悪化します。
キャッシュの源泉である営業キャッシュフローが悪化すると全体のキャッシュフローも悪化する可能性があるのです。
もちろん、上手くいっている企業は利子の返済以上に事業利益が多いので気にしないでしょう。
当然経営が上向きの企業が多い理想的な世界ではありません。
しかし、まだ諦めないでください!
今回はそんな企業の方たち向けにキャッシュフローを改善する手法を2つ紹介いたします。
ぜひ拝見していってくささい!
目次 ①2つの手法 |
基本的な内容の経営改善の取組みを必要とする中小企業・小規模事業者が対象です。
認定支援機関が資金実績・計画表やビジネスモデル俯瞰図といった内容の経営改善計画の策定を支援します。
そして、その計画を金融機関に提出しつつ自己の経営を見直し早期の経営改善を促すものとなっています。
早期経営改善計画では資金繰り等を分析して計画を立てていきます。
そのためキャッシュを直接改善するというよりは間接的に改善していけると言えます。
金融支援を伴う本格的な経営改善の取組が必要な中小企業・小規模事業者が対象です。
認定経営革新等支援機関が経営改善計画の策定を支援し経営改善の取り組みを促すものです。
経営改善計画は金融機関からの金融支援等を受けられます。
そのため、直接キャッシュを改善できると言えます。
経営改善計画:金融機関借入と金融支援が要件です。
借入金の返済負担等の影響による財務上の問題を抱えている事業者が該当します。
早期経営改善計画:要件なし
特に要件はありません。中小企業であればどの企業でも取り組み可能です!
もし、不安でしたらお気軽にお問合わせしてお聞きください!
金額 | 補助率 | 実質費用 | |
早期経営改善計画 | 約30万円 | 2/3 | 約10万円 |
経営改善計画 | 約300万円 | 2/3 | 約100万円 |
上の相場の金額を比べると10倍近く変わってきます。
経営改善計画は費用が高く結局金融支援を受けても見返りが薄いと思われると思います。
しかし、経営改善計画では費用に見合う支援で充実しています。
例えば、専門家から3年間アドバイスを受けることで大幅な経営改善や売り上げ改善に繋がることもあります。
詳しくは次のメリットデメリットで紹介します。
メリット | デメリット | |
① | 自社の経営課題の見直し | 費用が10万円〜20万円かかる |
② | 1年後に専門家からのフォローアップ | 必ず金融機関から融資を受けられるわけではない |
③ | 簡素な計画で取り組みやすい | 気軽に取り組めるが取り組みが中途半端になる可能性 |
メリット
①自社の経営課題の見直しができる
分析することで客観的に自社の経営課題を見直すことができます。
客観的に把握することは忙しくてつい忘れがちなのではないのでしょうか。
②一年後に専門家からフォローアップをもらえる
経営計画策定から1年後に専門家によるフォローアップを受け計画の進捗を確認してもらえます。
経験豊富な専門家からアドバイスを受けることができるのは貴重な機会です。
③簡素な計画で取り組みやすい
他の計画では8〜10ページ近くなることがあります。しかし、早期経営改善計画では4〜5枚程度のものと簡易的なものです。
デメリット
①費用が10万円〜20万円かかる
残念ながら無料ではありません。補助金額を合わせると費用が10万円〜20万円ほどかかります。
しかし、経営改善計画の相場100万円と比べると安くすみます。
②必ず金融機関から融資を受けられるわけではない
あくまで、早期から自己の経営を見直すための資金実績などの計画を作成し金融機関に提出することがメインです。
そのため融資を受けられるわけではないのです。
③気軽に取り組めるが取り組みが中途半端になる可能性
気軽に取り組める分、内容も薄くなってしまう可能性があります。
取り組む際は貴社の未来を左右することなので真剣に誠実に取り組みましょう!
メリット | デメリット | |
① | 金融機関から金融支援を受けられる | 100万円費用がかかる |
② | 三年間専門家からの経営改善のアドバイスを受けられる | 計画書作成に時間がかかる |
③ | 資金繰りを改善できる | 本格的で気軽には取り組めない |
メリット
①金融機関から金融支援を受けられる
金融支援は返済条件の変更や新規融資等の内容です。
例えば、
返済期間の変更:金利の減免、利息の支払猶予、元金の支払猶予、DDS、債権放棄 など
新規融資:新規での貸付
です。
②三年間専門家からの経営改善のアドバイスを受けられる
一年に一回程度専門家から経営のアドバイスをいただけます。
早期経営改善計画と異なり3年と中期に渡って伴走支援してもらえます。
③資金繰りを改善できる
資金繰りを改善することが目的なのでキャッシュフロー等を改善できます。
金融機関との交渉次第で改善額は変わるので優れた計画書を作成しましょう!
デメリット
①100万円の費用がかかる
先ほどの早期経営改善計画の費用と比べると10倍費用がかかります。
費用が高いので慎重に判断された方が良いでしょう。
この記事を記載している弊社、株式会社NewBeginningsJapanでは相談を無料で行っています。
費用についてご相談がある場合お気軽にお問い合わせください!
②計画書作成に時間がかかる
専門家と共同で作成していきますが約3ヶ月間かかるのが一般的です。
今後、企業の未来を左右することですから早く効率的に作ればいいものではないのです。
③本格的で気軽には取り組めない
先ほどの通り作成には時間もかかります。
早期経営改善計画とは異なり気軽に取り組めるものではありません。
取り組む場合は覚悟と責任を持って行いましょう!
まとめ
早期経営改善計画のメリットデメリットは メ:簡素で取り組みやすく自社経営課題の見直しができる デ:必ず融資を受けられるわけではない 経営改善計画のメリットデメリットは メ:金融機関から支援を受けられる デ:作成費用が100万円と高額 |
相性の良い企業 | |
早期経営改善計画 | 気軽に経営改善したい企業・融資が受けやすくなりたい企業など |
経営改善計画 | 融資の返済を改善したい企業・新規の融資を受けたい企業など |
先ほどメリットデメリットを紹介しました。
しかし、結局うちにマッチしてのかわからないとお思いの方もいらっしゃるのと思います。
そこで、計画ごとに相性の良い企業を上の表にまとめてみました。
早期経営改善計画では
・手持ち資金が少ないけど経営改善したい
・将来の新規事業のために融資を受けやすくしたい
企業がマッチしています。
一方、経営改善計画では
・銀行から融資を受けていて返済額を緩和したい
・直近で額面の大きい資金が必要で融資を受けたい
企業がマッチします。
お互いの計画は裏表で早期経営改善計画にマッチする企業は経営改善計画にはマッチしません。
いかがだったでしょうか。
・キャッシュを改善できる2つの手法
・その2つの違い
・どちらに自社が適しているのか
が明確になったのではないでしょうか。
最後に重要な3つだけ覚えていって欲しいです。
①間接的に分析と計画作成でキャッシュを改善するなら早期経営改善計画 ②直接的に融資でキャッシュを改善するなら経営改善計画 ③早期経営改善計画は費用が低くお手軽、経営改善計画は費用が高く本格的 |
企業を経営する上で切っても切り離せないキャッシュフローの問題。
多くの企業が苦労なさってると思います。
しかし、状況を改善するには違う取り組みも必要です。
この記事を見た機に一度専門家や金融機関へ相談するのも良いと思います。
この記事を見た皆様に役立つ情報を提供できたならば幸いです。
またこの記事を書いている弊社株式会社NewBeginningsJapanでは補助金支援を行っています。
強みとして
①300件以上の採択案件にかかわっており採択実績が豊富
②千葉県の認定支援機関で実績No.1
③中小企業診断士や行政書士等の安心信頼の有資格者が在籍
などがあります!
この記事を見て早期経営改善計画についてもっと話を聞きたいという方はぜひ下のフォームからお気軽にお問い合わせください!
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