ものづくり製造業のための
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ものづくり補助金の採択前と採択後の手続きの流れを解説

今回の記事はこのような方におすすめです。

⇒設備投資をするために補助金がほしい方

⇒中小企業、スタートアップで行政の補助金から資金調達をしたい方

⇒そもそも、どのように補助金をもらえばいいかわからない方

そこで、今回は「ものづくり補助金」について詳しく説明します。

目次

  1. ものづくり補助金とは?
  2. ものづくり補助金の全体の流れ
  3. 採択前の流れ
  4. 採択以降の流れ
  5. 最後に

ものづくり補助金とは?

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ものづくり補助金とは、中小企業や小規模事業者に対して製品開発や生産プロセスの改善、技術革新などを支援するための補助金制度のことです。

これは、日本政府や地方自治体が企業に対して提供する経済支援プログラムの一つとして実施されています。

利用することへのメリット/デメリット

メリットデメリット
新たな事業へ挑戦できる申請作業に時間がかかる
審査に通れば、返済不要でお金を補助してもらえる事業の着手までに時間がかかる
何度でも受給可能事業終了後や5年間の経過報告が必要となる

では、実際にどのようにすれば、ものづくり補助金を活用できるのか見ていきましょう。

ものづくり補助金の全体の流れ

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ものづくり補助金の流れは上記の表のような流れで進んでいきます。

では、1つ1つ詳しく見ていきましょう。

採択前の流れ

①事前準備

ものづくり補助金を申請する前に準備しておくこと

GbizIDの取得

建設業許可・経営事項審査の電子申請 | 行政書士四本事務所

GbizIDとは、法人・個人事業主向け共通認証システムです。

GbizIDを取得すると、一つのID・パスワードで、複数の行政サービスにログインできます。

アカウントは最初に1つ取得するだけで、有効期限、年度更新の必要はありません。

※アカウント取得には3週間以上かかるので注意してください。

GbizID申請ページ(https://gbiz-id.go.jp/top/

事業計画書の作成

事業計画書は、

  1. 補助事業の具体的な取り組み内容
  2. 将来の展望
  3. 会社全体の収支計画

から構成され、自社の強みや特徴、補助事業で行う取り組みの優位性などを記載していきます。

事業計画書に関しては、こちらの記事に記載しているのでよければご覧ください。

事業計画書記事 詳細(https://hojokin-ouendan.co.jp/1118-2

中小企業診断士の資格を持っている専門家に相談することで、事業計画書を一緒に考えてくれます。

どのように書けばいいのかわからない方は、一度専門家に相談してもいいかもしれません。

②公募開始/申請受付

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公募開始

2023年 公募開始 年間スケジュール
  1. 2023年4月19日
  2. 2023年7月28日
  3. 2023年11月7日

ものづくり補助金は、補正予算の一部として実施するものです。

制度変更の状況や中小企業の取り組み状況に応じて柔軟に予算を配分されます。

来年度以降の公募内容やスケジュールに関しては、随時、ものづくり補助金総合サイトの方でご案内をされますが、

申し込みは3,4ヶ月ごとに公募が開始されるので次回は2024年2月頃だと思われます。

ものづくり補助金総合サイト(https://portal.monodukuri-hojo.jp/

申請受付

ものづくり補助金は、「Jグランツ」という補助金申請システムから申請手続きをします。

申請には、事前準備の欄でもご説明した「GbiziD」を利用します。

申請受付は、期間も限られているのでご注意ください。

採択以降の流れ

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①採択発表(補助金交付候補)

採択発表は、申請締め切りから2ヶ月ほどを目途にものづくり補助金総合サイトにて公表されます。

②交付申請/交付決定

交付申請を行うタイミングは、ものづくり補助金の補助事業は採択後12か月以内に完了しなければいけないという規定があります。

しかし、実際は1~3ヶ月で交付申請手続きは終わるので、身構える必要はございません。

必要な書類は以下の通りです。

  • 補助事業計画書
  • 経費明細表
  • 労働者名簿一覧
  • 履歴事項証明書(法人)
  • 直近の確定申告書(個人)
  • 賃金引上げ計画の誓約書
  • 見積書

特に見積書は条件によって細かい制約もあるため補助事業の手引きで確認しておきましょう。

補助事業の手引き

③補助事業開始/実績報告

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補助事業~実績報告書流れ

  1. 補助事業開始(交付申請後)
    ※計画変更する際は、事務局の承認が必要
  2. 補助事業実施中
     1.交付決定から約3か月後に事業者が途中経過を事務局に報告
     2.中間監査⇒事務局担当者が訪問して、物品の入手・支払い・補助事業の進捗確認
  3. 補助事業完了後
    ・業務実績報告
    ・会計書類・証拠書類(領収書等)提出

※事業企画に記載した発注、納品、支払い、効果検証は、すべて補助事業の期間内に対応しなければいけません。(採択後12か月以内)

※補助事業を完了したら、事業の実績などをまとめた補助事業実績報告書完了日から30日を経過した日または事業完了期限日のいずれか早い日までに提出する必要があります。

業務実績報告

実績報告で必要な書類は以下の通りです。

・実績報告書

・取得財産等管理台帳

・現金出納長、預金出納長

・通帳コピー

・費用別支出明細書

・見積書

・注文書

④確定検査

「実績報告書」の内容に基づいて書類を検査します。

経費証拠書類の原本が確認できない場合はその経費対象とならない場合があるので注意が必要です。

⑤補助金の請求

  1. 確定審査で問題がなければ補助金額が確定
  2. 事務局から「補助金確定通知書」が通知される
  3. 「補助金精算払請求書」を提出して補助金の請求を行う

⑥補助金の支払

補助金精算払請求書が受領されると、全国中央会より補助金額の振り込みが行われます。

⑦事業家状況報告

  1. 補助金の受け取り後も以降5年間、「事業化状況・知的財産検討報告書」を提出し報告
  2. ものづくり補助金に関する調査に協力する義務がある

最後に

今回は、ものづくり補助金の具体的な流れをご説明してきました。

以下のことがご理解いただけましたか?

・採択前の必要書類について
・採択以降の必要手続きについて

補助金申請は、そろえるべき書類が多いです。

自社で準備するのも手間がかかり大変だと思います。

そのような場合は、補助金に熟知した専門家へ相談することをオススメします。


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参考文献

ものづくり補助金総合サイト(https://portal.monodukuri-hojo.jp/


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