12月16日にものづくり補助金第12次の採択結果が発表されました。
この記事を見ている頃には採択の結果を確認しているかと思います。
しかし、
「結果は分かったけど今回は採択率はどうだったんだろう」
「加点項目も取得したのに不採択だった……」
という方も多いと思います。
そこで今回は第12次の採択結果を振り返って分析をしていきたいと思います。
紹介する内容は
・5つのデータから採択結果を分析
・次回のスケジュールの確認
・交付申請
についいてです。
目次 採択結果の分析 |
申請件数は
第11次 | 4,742件 |
第12次 | 3,254件 |
第1次から現在までだと下から2番目に低い結果になりました。
一方、採択率は59.4%から58.6%と0.8ポイント落ち込みました。
第10次からなめらかに下に推移しています。
また、申請件数があまり変わらない第9次と第12次を比較すると、
第9次の方が採択率は上から2番目に高いです。
申請者の約6割製造業が占めています。
業種別採択率は製造業が一番高く、第12次でも69.6%と同じ結果となりました。
申請額は501万円〜750万円が7.7%と一番多くなりました。
一方、第9次では751万円~1000万円が13.8%と一番高くなっています。
このことから第9次では申請額をより大きく受け取りたい事業者が多い場合や申請する事業者の規模が大きかったとこが読み取れます。
申請額と採択率を見てみると採択率が一番高いのは1000万円以上の申請者で71.1%となっています。
申請額が大きいのに比例して採択率も高くなっています。
このことから、申請額の申請数多いからといって採択率が高いとは限らないと考えられます。
申請者の関与(補助金申請の代行を行ってもらっている事業者)は「支援あり/報酬10%〜」の採択率が67.9%と一番高いです。
しかし、支援なしで申請している事業者の方が6.9%と一番多くなっています。
どちらにしろ支援があると採択率も高くなっています。
加点項目は4個取得した場合81.7%と一番高くなっています。
一方で、加点項目の取得割合は
第12次は0個取得が5.2%と一番多いようです。
しかし、取得件数は、第11次では2個取得7.0%、第10次では1個取得6.9%、第9次では2個取得7.7%と一番多くなっていてバラつきがあります。
このことから、加点項目の取得が4個だと採択率が高いが取得数は0個が一番多いことがわかります。
まとめ
・申請件数と採択率は低下 ・申請額の申請数が高いからといって採択率が高いとは限らない ・加点項目の取得が4個だと採択率が高いが取得していない事業者が多い |
13次は既に締め切っており次は14次です。
現在の情報で公募の開始は1月中となっています。
年を置けるとすぐなのでなるべく早めに準備をしておきましょう!
採択されたからといって安心してはいけません。
交付申請という作業がまだ残っています。
交付申請作業はJグランツというサービスを使って電子申請を行います。
いかがだったでしょうか。
今回はものづくり補助金の12次の採択結果の分析について解説しました。
恐らくこの記事に書いていないことの見解を持っていらっしゃる方もいるかと思います。
あくまで参考程度に読んでみてください。
最後に総復習です。
まとめ
・申請件数と採択率は低下 ・申請額の申請数が高いからといって採択率が高いとは限らない ・加点項目の取得が4個だと採択率が高いが取得していない事業者が多い ・第14次の公募開始は1月中とすぐに始まる ・採択されたら交付申請が残っている |
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