皆さんは同業他社でどんな企業が採択されているかご存じですか。
これから補助金を申請する方はあまり知らないかと思います。
一方で、補助金申請済みの方でも実はあまり確認していない方は多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では事業再構築補助金で採択された製造業の紹介をします!
とても有意義な内容で参考になるかと思いますのでぜひ読んでいってください!
目次 |
3社の活用事例を紹介していきます。
下記の会社は事業再構築補助金サイト(https://jigyou-saikouchiku.go.jp/cases3.php)の「採択事例のご紹介」に掲載されている企業です。
興味がありましたらぜひ他の会社も拝見してみてください!
事例1
株式会社モリタアンドカンパニー
事業:航空・宇宙エンジン部品事業
類型:新分野
概要:国内外の自動車部品・鉄道車両 メーカー等より生産設備を個別に受注・設計・ 製作するプラント事業を実施。
コロナ禍により業績が落ち込んだところに、再構築事業の存在を知りこれを活用して 航空・宇宙エンジン部品事業へ進出することを決断。
課題:外部環境からの影響を受けやすく売上の安定化を目指す。そのために材質と構造に高度な技術と設計が要求される部品の開発に取り組む。
成果:補助事業終了後5年目で新分野の売上比率11.7%を計画予定。
展望:将来的には航空・宇宙エンジンの分野で海外展開を実施・航空産業に力を入れている愛知県の地域経済の発展にも貢献。
事例2
株式会社SGIC
事業:リサイクル性の良い軽量素材の製造・販売
類型:事業転換
概要:カーボンニュートラル社会の実現に向けてこれまで培ってきた技術を元に「リサイクル可能なCFRTPシート」の製造販売に取り組む。
課題:生産コストの低減とリサイクル可能な商品を開発し売り切り型のモデルからストック型収益モデルへ。
活用:ダブルベルトプレス装置(ダブルベルトプレス装置は連続生産ができ生産効率が良い)を使い短時間で高品質な環境に優しい製品を生産する。
事例3
ベンダ工業株式会社
事業:ハイブリッド車向け部品製造販売
類型:新分野
概要:独自技術「ベンダ工法」を活かした内燃機関車のエンジン始動用部品「リングギア」の設計・製造・販売をしており、世界トップシェアを確立。コロナの影響による自動車メー カー各社の生産調整を受けて時間的猶予はないと判断し、ハイブリッド車向け部品の分野に進出することを決断。
課題:内燃機関向け製品への依存度が高い。そのため、加工精度が要求される部品において、熱を加えず鋼材を曲げるロスの少蔵型トランスミッションに装着する電動化技術部品を新たに製造。
成果:補助事業終了後5年目で新分野の売上比率20.5%を計画予定。
展望:東南アジアはまだガソリン車がメインなためこちらへの拡販を行い収益を上げる。
みなさんいかかでしたか?
少しはイメージができたかと思います。
しかし、一方でまだイメージできていない方もいるのではないでしょうか。
そのため解説も加えていきたいと思います。
結局どうすれば補助金が採択されるのか疑問に思った方もいると思います。
あくまで私の見解となりますがこの情報から分かるポイントは2点あります。
①課題の解決方法が明確であること
例えば、製品品質の向上や生産リードタイムの短縮といった具体的な感じです。
悪い例だと、製品の改善や生産性を高くするといった抽象的な感じです。
②差別化ができていること・優位性を示していること
他社にはない自社の強みを活かして新事業に取り組むことを示すと審査で高得点を得やすいです。
他社にも多くあることは強みとはなりません。
だからこそ差別化が必要なのです。
まとめ
採択されるポイントは2点です。 ①課題の解決方法が明確 ②差別化できていることが明確 |
ここまででいかがだったでしょうか?
①同業他社の補助金の採択事例
②採択されるための工夫ポイント
の2点がお分かりいただけたかと思います。
事業再構築補助金の製造業の採択事例は少ないです。
その分参考にすることが難しいですよね。
しかし、ポイントを押さえていれば採択に近づくことはできます。
そんなことのきっかけになれば幸いです。
最後に、宣伝をさせてください。
この記事を執筆している弊社株式会社NewBeginingsJapanでは補助金支援を行なっております。
採択実績が豊富で有資格者の専門家が在籍しています。
この機会にぜひ、お気軽にお問合せください!
© new beginnings japan All rights reserved.
TOPに戻る